遺言執行者とは

シニア12

遺言の内容には、認知や相続人の廃除、遺贈や寄付行為などのように、実現するためには一定の行為が必要なものもあります。そこで、遺言の内容を実現する職務権限を持つ者が必要となる場合がありますが、この者を遺言執行者といいます。

遺言で指定される場合や、遺言で指定を委託された者から指定される場合もありますが、このような者がいない場合やいなくなった場合には、利害関係人の申し立てによって家庭裁判所から選任されます。

遺言執行者には、個人のみならず法人もなることができますが、未成年者や破産者がなることはできません。遺言で相続人の1人や利害関係人を指定することも差し支えありませんが、利害関係が複雑に絡むと遺言の執行がスムーズに行えない恐れがあります。そこで、予め利害関係のない人物を遺言執行者として指定しておくべきです。可能であれば、弁護士や司法書士など法の専門家を指定しておけば、より手続がスムーズになります。

遺言執行者は相続人の代理人とみなされます。したがって、相続財産の管理など、遺言の執行に必要な一切の権利義務を有しています。遺言執行者が存在する限りは相続財産の処分など、遺言の執行を妨げることができません。

 

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